バックロードホーン8cmユニット用の再検討 その4


●8cmユニット用D−10縮小の再設計 その2

 8cm口径フルレンジ、FOSTEX、「FE83En」,「FF
85WK」等を利用する小型バックロードホーン(以下BH)型エン
クロージャーの再検討モデルの設計図面が出来ましたのでアップし
ます。

8cmユニットバックロードホーンD-10縮小 設計図

 私の今後における設計の糧になるように解説したいと思います。


 今回は、「D−10:バッキー」の8/10倍から8/11倍に
さらに小型化したため、板が余ると予想しましたが予想以上に板材
が余ったので、

 (1)底面のホーン形状を曲面に近づけるために整える階段形状の
   追加

 (2)サラウンド5.1chに対応する、小型密閉型スピーカーの
   追加(長岡鉄男氏設計、BS−88:3台)

 をしました。

  出来れば、側板の板を2重にして、ホーンの剛性を高めたかっ
 たのですが、残念ながらそこまでの板材の余りは有りませんでし
 た。

 (1)は効果があるのか実際のBHで比較したことが無いので分か
 りませんがユニットの重量等で重心が前方に寄るので、後方に重
 しを入れてバランスを取ることも考慮して追加しました。

 (2)は板の余りで何か出来ないか考えた時に、私が実験用小型
 スピーカー(以下SP)を持っていないことに気がつきました。

 日記を書き始めたころから小型スピーカーが無く、色々試したい
 事があってもすぐ使えるようなスピーカーが無く、結局、実際に
 何も試さず過ごしている状況が続いています。

 加えて、「FOSTEX:FE87」等小型ユニットをなぜか?
 沢山購入して使わずにいるのが多く残っています。

 在庫処分もかねて、内容積1[L]の小型キューブ型、長岡鉄男氏
 設計の「BS−88」の板材が取れないか検討しました。

 *1)BS−88:内容積1[L]の124[mm]正六面体密閉型SP
  「新装版 世界でただひとつ 自分だけの手作りスピーカーを
   をつくる 著者:長岡鉄男 ISBN4-06-274179-2 」
  (発想は長岡氏でなくても誰でも考え付くアイデアです。)

 その結果、3台分とることが出来ました。本当は4台分取りたか
 ったのですが無理だったので、2台にして1台分をBHの補強等
 にまわそうか検討もしました。

 結局、BHをメインのステレオ用にして、残りをセンターやリア
 用SPとすれば、5.1ch用にも使えて、小型BHの使い道も広
 がるだろうとひらめいたのでそのままにしました。

 しかし、SPスタンドが無いとセッティングできないので、それ
 を持っていない人は、困ると思います。

 真似する方はいないと思いますが、余った板材は普通、ゴミにな
 るので有効活用しました。要らない人は、ユニット・板材カット
 代金等が掛かるので他の工作用やゴミにしても良いと思います。


 (3)組立時の補足・注意点

  (A)裏面に板厚の誤差等を考えて2[mm]余分に側板の奥行きを大
    きくしました。正面で組み付けの凸凹を合わせて組んで行く
    とカット寸法が正確ならば、裏面で側板が2[mm]出っ張りま
    す。

    寸法ミスでありません。裏面は見ることもなく、音質上何も
    問題は無いので、カンナ等で削る必要はありません。

  (B)サブバッフルが2枚(板番号{17})ありますが、私は、1台目
    に「FE83En」,「FF85WK(K)」を使う予定です。

    「FF85WK」用の取付穴寸法で「FE83En」も問題
    無く付くはずです。フレーム寸法が同じだからです。

    内部配線のユニットとの接続は、金メッキされたファストン
    端子(#205)を使う予定です。

    サブバッフルはバッフル{5}に爪付きナットを埋め込んで
    ネジで取り付けます。

    {17}と{5}の組付けは、サブバッフルを交換する必要が無け
    れば、ボンド等で接着してもOKです。

  (C)ホーン開口部奥の{15,16,18,19}の階段状の板は、7と
    (11,12)を接続する時に接着した方が組み立てた後で入れ
    るよりらくだと思います。側面{13,14}と接着する面が凸
    凹にならないよう気をつけてください。

  (D)正面{15,16×2}の組付けは、その他の組立が終わった後
    にはめて釘などで止めればよいと思います。

  (E)SPターミナルは天板{10}の奥か裏板{7}の上部に取り付
    ける予定です。工作のし易さ好み等でで場所を選択してく
    ださい。

 (4)その他、懸案事項

  (A)板のカットが多いのでホームセンター(以下HC)でちゃん
    と引き受けてくれるのか? 心配です。

  (B)東日本大震災の影響で合板が品不足になっているそうです。
    現在HCに在庫があるか? 不明です。

  (C)サブウーファーの検討・設計・製作をしないと本格的な
    メインシステムとして利用が出来ません。

  (D)「FE138ES−R」のメインシステムBHは、どうし
    ましょうか? <- 時間・気力が欲しい。

  (E)「FF85WK」の出荷はゴールデンウィーク後になった
    そうです。

この記事へのコメント
有用な図面の公開ありがとうございます。
板No.1の寸法は116x264ではないでしょうか。
カットしてから短いのに気付きましたが、
端材で継ぎ足しながら工作を楽しみたいと思います。
Posted by hide at 2012年05月14日 19:30
hideさんご指摘ありがとうございます。
確かにあなたのおっしゃる通りの寸法ミスでした。

カット後なので大変ご迷惑をお掛け致しました。

大変申し訳ありませんでした。
そして、ご指摘ありがとうございました。

修正した図面に差し替えます。
今後もよろしくお願いいたします。

スピーカー工作が無事に進むことをお祈り致しております。
Posted by 加藤ちゃん at 2012年05月15日 14:41
図面の公開ありがとうございます。
参考にさせていただきたいのですが、吸音材は何を使用されていますか?
Posted by kk at 2016年05月07日 14:59
KK さん コメントありがとうございます。

実際には、設計しただけで未工作ですが、
長岡氏の D−10 の記事から適当に決めますと、
任意(フェルト、脱脂綿、グラスウール、ミクロンウール)等で、空気室の6から1にかけて、116mm × 116mm を1枚を放り込み、
開口部の階段状の上に薄いフェルト(100円ショップで販売しています)を、
116mm × 約350mm を敷くのが一般的かな? と思います。

ユニットや板材素材等の違いで、吸音材には相性が出てくると思いますので、好きな音になるように、種類・大きさ等を調整するものなので、具体的な正解は無いと思ってください。

個人的には、少量の自作した戸澤式吸音レゾネーターを空気室に利用してみたいと考えています。
Posted by 加藤ちゃん at 2016年05月10日 01:14
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