Stereo編 スピーカー工作の基本&実例集 付録作成 その6  Stereo 2011 7月号 付録スピーカーキット P800 その42 試聴する。


ステレオ付録P800スピーカーシステムのレビュー



 スピーカー自作が簡単にできる製品がフォステクスより発売しています。

 ●"かんすぴ"シリーズ

  ・8cmフルレンジユニット   P800K  :¥1,300(税抜)/1台
  ・10cmフルレンジユニット   P1000K :¥1,600(税抜)/1台
  ・P800K 用スピーカーボックス P800-E :¥1,400(税抜)/1台
  ・P1000K用スピーカーボックス P1000-E :¥1,900(税抜)/1台
  ・超小型パーソナルアンプ   AP05  :¥4,800(税抜)/1台

   
  左:FOSTEX 8cmフルレンジユニット P800K
  右:FOSTEX スピーカーボックス P800-E
  ネット通販でのご購入はこちら

  ・amazon.co.jp
   -> FOSTEX 8cmフルレンジユニット P800K
   -> FOSTEX スピーカーボックス P800-E
   -> FOSTEX 10cmフルレンジユニット P1000K
   -> FOSTEX スピーカーボックス P1000-E
   -> FOSTEX パーソナル・アンプ AP05

  ・楽天市場  
   -> FOSTEX(フォステクス) 8cmフルレンジユニット P800K
   -> FOSTEX(フォステクス) スピーカーボックス P800-E ペア
   -> FOSTEX(フォステクス) 10cmフルレンジユニット P1000K
   -> FOSTEX(フォステクス) スピーカーボックス P1000-E
   -> FOSTEX パーソナル・アンプ AP05

 上記、かんすぴシリーズ8cmフルレンジ SP−UNIT「P800K」の
オリジナルに相当する

「Stereo2011年7月号 特別付録 SP−UNIT キット Fostex:P800」用の
エンクロージャー(以下、ムック箱)

「Stereo 編スピーカー工作の基本&実例集
 (特別付録:エンクロージュア・キット) ISBN978-4-276-96211-8」

   
 左: Stereo2011年7月号
 右: Stereo 編スピーカー工作の基本&実例集

が完成しましたので前回の日記に続いて、試聴記録を日記にします。
かんすぴシリーズ「P800K+P800-E」との比較試聴が出来れば面白い
のですが、購入予定がありませんのでお許し願います。

  P800+ムック付録エンクロージャー完成

 「ステレオ2012年8月号 付録 Scanspeak 10cm SP−UNIT」で使える
 「2012年版ムック誌 付録スピーカーボックスキット」の再版が
  始まっている様子です。興味がある方で購入希望の方はこちら

    
 左: Stereo2012年8月号
 右: Stereo編 スピーカー工作の基本&実例集 2012年版

  amazon.co.jp  -> スピーカー工作の基本&実例集 2012年版
  7net shopping  -> スピーカー工作の基本&実例集 2012年版

  楽天市場    -> スピーカー工作の基本&実例集 2012年版 


  ※)以下、スピーカー -> SP、ホームセンター -> HC
       オーディオアクセサリー -> AA、
       スピーカーエンクロージャー -> 箱、
       スピーカーユニット -> SP−UNIT、
       周波数特性 -> f特
       コストパフォーマンス -> CP
       DigiFi No.7 付録 USB-DAC付小型デジタルアンプ
          -> DigiFi7 付録アンプ
    など、略す場合が有ります。


なお、上記「スピーカー工作の基本&実例集 2012年版 付録 SP箱」に
サブバッフルを工作してそれを介して「Fostex かんすぴ:P800K」の
取付使用は可能です。

上記ムック誌の箱の材質(MDF)は「P800-E」より2ランクは良いので、
音は「P800-E」を使うより良質だと私は思っています。

下記に残す音質向上対策などを徹底して施せば、超高音・重低音以下の
再生と大音量は出来ませんが、中高音はハイエンドクラスに匹敵出来る
と推測します。

メジャーCDのような音源には、超高音以上・超低音以下の音は滅多に
記録されていませんし、大音量にしなくても良いように加工されてしま
っています。 <- 本格オーディオを衰退させた真の原因のひとつ

1.P800用ムック箱作成の記録と施した対策

 1.-> Stereo編 スピーカー工作の基本&実例集 付録作成 その1
 2.-> Stereo編 スピーカー工作の基本&実例集 付録作成 その2
 3.-> Stereo編 スピーカー工作の基本&実例集 付録作成 その3
 4.-> Stereo編 スピーカー工作の基本&実例集 付録作成 その4
 5.-> Stereo編 スピーカー工作の基本&実例集 付録作成 その5

 となっています。詳細なムック箱に施した音質向上対策はそちらに
 載っていますので、出来ればそちらも御参照お願い致します。

 ムック箱に施した音質向上対策の概要を箇条書きしますと、

 @箱内側の水性ニス塗装

  :私見は「ガサガサ」した雑音が無くなり、S/N感が向上して
  :綺麗な音になったように感じます。

 Aスピーカー端子のグレードアップ

  :付録のワンタッチ端子では音質が明らかに劣化します。
  :ローコストを目的にするならSP−UNITの端子にSPケーブルを
  :直接接続した方が良い(ケーブルが交換出来なくなる欠点有)

 B内部配線のグレードアップ(0.5sq->2.0sq化)

  :導体断面積がなさ過ぎ、太すぎても扱い辛くNGです。2.0sq付近
  :が適当だと思います。スピーカーケーブルの延長なので振動対策
  :等は変わりますが、扱いは同じで構わないと思います。

 C吸音材を戸澤式吸音レゾネーターに交換

  :市販品SP箱の改良で手を入れるのが比較的楽な部材です。
  :「戸澤式」の良い所は、箱内部の定在波のみに大きく吸音効果
  :が有るようで、その他の余計な悪さ(必要な音の吸収等)が少ない
  :のではないか?と私は勝手に判断しています。

 Dバスレフダクトの紙管の強化(塗装)とダンプ

  :ダクトの紙管の剛性が非常に弱かったので、紙管の裏表を塗装
  :しました。紙管を横から押して潰す動作をして、反発力が倍近く
  :違う状態になりました。それに加えてダンプするために外側に
  :一周ブチルゴムを巻いて余計な音が発生しないようにしました

 Eボンドを音質は良いとされる「タイトボンド」使用

  :効果が音に現れるか分かりませんが普通の白い木工ボンドに比べて
  :間違いなく優れているので使用てみしました。


2.試聴に使った、主な機器・アクセサリー

 (1) ノートPC :FMV-BIBLO NF40Y(Windows Vista、主メモリ2GB)
 (2) USBハブ   :SANWA USBHUBN13PW(アンプ電源強化用?)
 (3) USBケーブル :HiVi2012年 9月号付録 ゾノトーン製 20cm
 (3) DAC・アンプ :DigiFi No.7 付録 USB-DAC付パワーアンプ
 (4) SPケーブル:小判型キャブタイヤケーブル2.0sq、約1[m]

と「DigiFi7 付録アンプ」で使用している試聴機器でSPだけ交換
しました。

 P800ムック付録エンクロージャーの試聴

詳細は下記辺りの日記記事の参照をお願い致します。

 -> DigiFi No.7 USB・DAC付デジタルパワーアンプが付録に付く!!その8
   http://katochan-nikki.seesaa.net/article/298848825.html


3.試聴ソフト

 (A) 旬の音本舗 福田屋 セレクション
    
    旬の音本舗 福田屋 クラシック優秀録音セレクション

 (B) 不定期雑誌「旬の音本舗*福田屋(1)」の付録CD
    
    AA誌 増刊 旬の音本舗 福田屋 Vol.1

 (C)〜refrain〜(The songs were inspired by "EVANGELION")
    
    〜refrain〜(ルフラン)

を含めて発売が古いCDをノートPCにリッピングしたものです。

詳細は下記辺りの日記記事の参照をお願い致します。

 ->「誰でもできる、自作でオーディオアクセサリー」について その5


4.試聴結果

 書き忘れましたがスピーカーユニット「Fostex:P800」は小型密閉箱
「ダイトーボイス:SV-70」に付けて使用していたのを使いましたので
「エージング」が十分進んでいるユニットを使用しました。

    SV-70、ムック付録、S-300PRO
 ● 左:P800+SV-70、中:P800+ムック箱、右:S-300Pro

 「DigiFi7 付録アンプ」の試聴中で「TEAC:S-300Pro」を使って
いますが、それと「P800+ムック箱」を比較しますと

ワイドレンジの広さ、特に低音域の伸び・量感は完全に負けていますが、

中高音の音質に関しては、鮮度感、しなやかなスピード感、艶、S/N感、
フルレンジなのに歪感も明らかに勝っていて、非常に繊細で綺麗な音を
していました。

音域のバランスも良く、パイプオルガンの低音域の伸びと量感は全く
ありませんが、倍音の再生がシッカリしていますので、低音不足を
あまり感じないバランスをしていました。

「P800+SV-70」の時に感じた高音域の伸び不足も「11ムック箱」の材質
音響用MDF?と施した対策の影響なのか分かりませんが、それほど
感じなくなりました。

しかし、本格オーディオの立場で原音に高忠実度再生を目指した等の
優秀録音CDでは問題が発生しました。

低音が伸びていてエネルギーを必要とする低音再生では、通常聴く音量
に上げますと「P800」の振動板がバタついて、音が変調され、まともな
再生が出来ませんでした。

音源CDは「ウルトラパーカッション:高橋美智子」などです。

小型密閉箱「P800+SV-70」の時は、低音の再生が出来ませんでしたが、
「DigiFi7 付録アンプ」の方が過剰出力で耐え切れずダウンして音が
出なくなりました。

「11ムック箱」の場合は、多分1[W]に満たない実効小電力でも再生
不能となりました。 <- 一般音源では問題になりません。

密閉型とバスレフ型の音の特徴の違いがハッキリ表れている音質も感じ
ました。私の場合はバスレフ型の押し込まれた感じの無い開放的な音の
方が好みになります。

密閉型の抑制された歪感の無いタイトさも捨てがたいですが・・・

一日約1時間、一週間程続けて聴いていたところ、高音域の伸び不足と
鮮度感が減ったように感じました。最初はSPが完成できた興奮が
収まってきたのが原因と思いましたが、

ふと気が付いて、ユニット取付ネジを締め付け直してみました。なんと
半周位全てのネジで締め直しが出来ました。

その結果、完成させた時から聴いていた音に戻り、特に高音域の切れが
復活して、高音域の聴感上の伸びが戻り、鮮度の良い爽快感が戻って
きました。

箱の板材MDFが乾燥したのか? 振動でネジが緩んだのか?判断は
出来ませんが、緩んでいたのは事実です。

このようなことで音が敏感に変化するのはSPが優れている証拠の一つ
になります。

ちなみにネジはより強力に締め付けて耐久力の限界を超えますとMDF
なので、ネジ穴が"バカ"になり壊れてしまいますので注意が必要です。

本日は以上です。「LXU-OT2」の試聴にSPは何とか間に合いました。

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